ミツバチサミット2017
企画者
特定非営利活動法人緑のサヘル(Action for Greening Sahel)
目的
- 農村生活改善や環境保全における養蜂の可能性を関係者と共有する。
- 養蜂分野の国際協力活動に関心を持ってもらう。
- 国際協力事例を紹介し、養蜂関係者による海外協力に貢献する。
趣旨
モンゴルとブルキナファソの養蜂の在り方は、大きく違います。モンゴルでの養蜂は歴史が浅く、1950年代後半にソ連から導入されました。蜂蜜の販売を目的としており、ラングストロス式あるいはホフマン式です。一方、ブルキナファソは伝統的に待ち受け巣箱(筒型)を大木にかけるスタイルで、自家消費用がメインの養蜂でした。それが、今、一部の地域では、ケニアトップバーの導入が図られたことで生産量が増大、農村住民の貴重な現金収入源になりつつあります。
蜂場(モンゴル)
養蜂の在り方に違いはあるものの、国際協力の現場において、養蜂に様々な意義や可能性を見出すことができることは共通しています。養蜂は、少ない投資で始められ、土地や大きな労力を必要とせず、主要産品である蜂蜜は非常に安定した食品です。そのため、インフラが整っていない比較的遠隔の貧困地域でも、導入することができます。養蜂を通じて、現金収入を得て、植物資源や水源の保全への関心を高め、持続的な生活につながっています。
在来養蜂で用いられる筒(ブルキナファソ)
それらは特別なものではなく、養蜂がそもそも持っている特徴に過ぎませんが、自然環境や社会環境が厳しい開発途上国では、養蜂の特徴をより顕著に感じられ、人々の生活改善や環境保全に大きく貢献することができるのです。
技術指導の様子(モンゴル)
今回、JICA草の根技術協力事業で養蜂を取り入れながら活動する2団体が協力し、モンゴルとブルキナファソの事業を紹介します。両国の養蜂および国際協力活動における養蜂を見ていただき、養蜂分野における国際協力活動に関心を持っていただければと思います。
養蜂講習会の様子(ブルキナファソ)
企画内容
途上国における養蜂分野の支援事例を、ミニセミナーと展示物を通じて紹介する。
- ミニセミナー1回40分程度×計4回
1日目:12:10-12:50/14:50-15:30/17:10-17:50
2日目:12:10-12:50
- パンフレット等の展示・配布(プロジェクトに関するチラシ、作成したマニュアル、団体パンフレット、現地の養蜂関連産品等)
- PC画面上での動画映写orスライドショーと展示物の説明